花火をみて
終戦記念日の前日
夕方5時の空気はどこか肌にじっとりとまとわりつくようで
息苦しさを覚えるようでした。
新安城駅の改札を抜けると
そこには見慣れたT氏の姿が。
「あ」
こんな一言を挟むだけで
後は気兼ねなく話せるT氏の雰囲気が好きです。
その後まもなくTU氏とTO氏と合流。
「こういうのみてどう思うか」
問われたわけですが、
いろいろ考えます。
あげるまでの職人の苦労、工夫
花火にこめられた歴史を越えた思い
朱、紅、赤などの色の変化、違い
流れ落ちる火の粉に
揺れ落ちる火の粉に
目を奪われ心を奪われ
そこに自分の心が何を重ねていたのか自問し
自答できずにいました。
ただただ
平和でよかったと
「きれい」
と一言もいえずに
思っていたわけです。
「きれい」
の一言ではない
もっと思いの伝わる言葉を模索しながら。
いつか見つかるでしょうか。